年末調整で分かること 【保険】
時期的に、会社で年末調整の書類をもらう方増えてきたと思います。
私もこの時期になると、書類の書き方、電子化でクラウド管理している企業も増えてきたため入力のレクチャーに行くことが多いです。
最近は、会社でまとまってお昼時間にやる方も増えているそうで、ここ教えてくださいなど声をかけられることもあります。
そこで1つポイントを解説していきたいと思います。
年末調整をみて加入している保険がどういった仕組みか分かるのはご存知でしょうか?
これは私のように確定申告を行う、事業主の方も対象です。
これを知ると簡単にある程度、保険の仕組みが分かるので参考にしてください。
【はじめに】
・黄色の囲ってある部分「生命保険料控除」が対象
・赤ライン①の「一般の生命保険料」「介護医療保険料」参照
「一般の生命保険料」とは主に個人の死亡保障、学資、養老
「介護医療保険料」とは主に医療、ガン保険
【種類と期間】
緑ライン②をご参照ください。
・「保険等の種類」 → ここは会社により若干名前が違うので割愛
・「保険期間又は年金支払い期間」 → ここポイント
保険会社からくる「生命保険料控除証明書」に記載がある
保険支払い期間をここは記入します。
※「一般の生命保険料」の保険種類「養老、学資」は除きます。
【1〜5年】
共済保険、60歳以降保障内容が大きく下がり、80歳までで保障もなくなる
毎月定額だがトータルコストは高くなる傾向がある。(基本掛け捨て)
【10、15、20年】
更新があり、10、15、20年ごと保険料が1.5倍から2倍に上がる。
60〜80歳までで保障もなくなる(基本掛け捨て)
【その他年数】
その期間までしか保障が使えない。(基本掛け捨て)
【終身】
一生涯保障が使える。「一般の生命保険料」死亡保障が終身のケースは積立なので解約時、お金が増えて戻ってくる。(積立)
※今回「一般の生命保険料」養老、学資、「個人年金保険料」は期間やかけてる時期により、損益部分が異なるためここは確認しません。
「一般の生命保険料」「介護医療保険料」は、このパターンに分類されます。
そこで考えていただきたいのが、
これからの平均寿命を考え、保険をかけている期間は希望には沿ってますか?
本当に必要な歳にしっかり使えるようになってますか?
この機会に確認してみてはいかがでしょうか?
【番外編 生命保険料控除】
③は保険会社からくる「生命保険料控除証明書」に記載がある12月まで支払う金額を記載します。
「一般の生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」
各分野毎の合計金額を下記表に当てはめ、算出した金額分節税できます。
【旧制度】2011年12月31日以前に締結した保険契約
【新制度】2012年1月1日以降に締結した保険契約
上手くプランニングすればするほど、節税効果もあります。
例えば、同じ年収を貰ってるAさん、Bさんがいたとき、この設計の仕方で1つで、何10年後2人には大きな差ができます。
こういった戦略的な使い方もできるので、参考にしてみて下さい。
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