「人生ゲーム」が教えてくれる資産の考え方 【資産形成】

一度は目にした、やったことがある【人生ゲーム】





このボードゲームですが、1960年にアメリカMilton Bradley社(現・ハズブロ)から発売され、1968年9月にタカラトミーが発売し、日本に浸透したゲームだそうです。





この60年近く前からあるボードゲームですが、現代社会における資産形成の考え方で、

多くのヒントがある為、今回お話しします。





まず知らない方や、ルールを忘れてしまった方のために、簡単なルールを説明します。





【ゲームルール】

・スタート時の所持金は全員「5000ドル」、ルーレットを回し大きい目がでた人からスタート。

・ゴール到着時の「現金」「不動産」「お宝、美術品」など含めた、トータルの資産が一番多い人が勝ち。


極めて簡単です。





スタートは独身、フリーターから始まりますが、

就職し、給料日でお給料が貰えたり、昇格や転職し、給料をあげたり、

結婚、出産で家族が増えたり、




手持ちの資金から、家、株、保険など買ったり、ギャンブルをしたりと、

資産を増やす、資産を守るといったこともできたり。




約束手形「借金」の制度もあったり。





人生やお金を上手く表した、物凄く良くできたボードゲームだと思います。






そして、この「人生ゲーム」ゴールまでの道のりは、

就職して、定年退職するまでの期間と似てませんか?







何故かというとマスに老後といったニュアンスの単語がないんですね。

例えば、

「年金支給日 5000ドルもらう。」

「町の老人会で景品が当たる 10000ドルもらう。」

このようなワードです。






要するに、このゲームから汲み取れることは、

就職して退職するまでに資産をより多く作れた人が勝ち

ということです。






また

ゲーム内でお給料は昇格や転職しない限り一定。

ここ数年で、大きく給料が上がった業種、ほとんどありません。

「国内経済成長の減速」





ゲーム内で、給料が高く、現金のみしか持っていない人より、

最終的なトータル資産が多い人がゲームに勝つこともある。

「分散投資」





この部分に関しても現代社会と似ている部分が多くあります。






しかし、実社会で、資産が多いから勝ちってどうなの?

という声もあると思います。





別に資産多くなくてもお金に執着しなければ、生きていけるよ。

という声もあると思います。






そういった方に一つお話しがあります。

それは、2025年から大きく時代は変わろうとしています。






「平凡な生活ができればいいよ」「お金や資産なんてそんななくていいよ」

の考え方が無くなるんですね。






あるか、ないかの二局に大きく分かれていくからです。

中間層の考え方ができなくなってくる世の中になるからです。







現代社会に置き換えると、

「社会保障制度の崩壊」「年金制度の見直し」 

などです。






事業主様も踏まえ、働いている方全てが、今以上の税金を払ったり、
サービス利用にお金を払わなくてはいけない時代になるからです。






お給料が大きく変わらなければ、引かれる金額は今以上に大きくなり

生活を圧迫するんです。






税関係もここ数年でよく変わってます。

もらう側の相続などの税率なども今後細かく変化はあるでしょう。

今以上に税金がかかるなんてこともあるかもしれません。






そして介護問題、高齢者の医療費負担増加も大きな部分です。





私は、仕事的に50歳以上の方とも面談を多くする機会がありますが、

本来必要である時期に保険が切れ、保障が何もないというケースは多くあります。






わかりやすく人生ゲームで表すと、

「親の医療保険が切れていたため、足りない医療費を負担をしなくては行けなくなった 50000ドル払う。」

「親が介護状態になり、5年間の介護費 400000ドル払う。」






こういった負担も今後出てきます。






そして、「年金受給額の削減」「退職金の削減、企業によっては制度の廃止」なども今後問題として出てくると思います。






そういったマイナスになるマスの部分が多く問題として出てくるのが、2025年からです。

「マイナスのマスが増えるほど、格差が開くので、中間層の考え方はなくなっていきます。」









なので、

就職して退職するまでに資産をより多く作れた人が勝ち

これは大きく間違っていません。








マイナスのマスが多くなっても、

就職して退職するまでにどれだけより多く資産を作れるか「守れるか」

ここが現代社会における大きなポイントになります。







全ては退職「ゴール」した際に勝ち負けではなく、

生活できるか、できないかになるからです。







そうならないために早いうちから、


・少額からでも、NISAや他投資信託をはじめてみる。

・保険を使った積立で資産形成、節税をする。

・ふるさと納税で節税する。

・自分の得意分野を売ってみる。など






今あるお金やアイデアを有効に使って、資産を長期的に増やしていくこと、守っていくことを
就職した20代から退職する期間までやっておくことが大切です。






以上「人生ゲーム」が教えてくれる資産の考え方

渡辺ライフデザイン

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