子供とお金を一緒に育てる【資産形成】
今回は、ご相談頂く【教育資金】について説明していきたいと思います。
【2部に分かれており、こちらは前編になります。】
お子さんの成長 = 教育資金の成長
いかに効率化を図るか、具体的にお話ししていきます。
まず「学資」や「教育資金」の積立が何故必要なのか?
学生時代、「遠足」「修学旅行」の持ち物準備で前日、急に足りないものに気づき、怒られた経験ってありませんか?
例えば、
【パターンA】
・子供 「レインコート(カッパ)がない。」
・親 「なんでもっと早く言わないの!もう夜7時じゃない。。」
怒られますが、結論これ、なんとか準備できます。
次のパターンはどうでしょう?
【パターンB】
・子供(18歳) 「都内にある文系の私立大学に行きたい。」
・親 「いいんじゃない?パンフレット確認、トータルで700万か。。お金どうしよう。。」
急に進路が決まるケースあると思います。
進学校は「推薦」もあります。
この場合
「なんでもっと早く言わないの」とは言えません。
受験に受かってから、トータルの金額が決まるので。
お母さん「明日必要なレインコート欲しい。」
お母さん「4月から大学いくから700万円欲しい。」
こうなる前に、「日本っていい制度」があるので、上手く使い、計画的に
子供の成長 + お金も成長もさせましょう。
下の資料をご覧ください。
1、【授業料・入学料の推移】
「日本学生支援機構」が出している【授業料】【入学金】の推移です。
【授業料】【入学金】は年々上昇しているという結果です。
考察ですが、
少子高齢化になり、学生の数が減ると、施設を存続させる為、お金が必要になります。
国が制度を作らない限り、【授業料】【入学金】は上がっていくと思います。
※専門、短大も同様です。
2、【平均所得の推移】
平均所得の推移ですが、平成22年以降持ち返していますが、平成7年に比べ、
「30万円前後」のマイナスです。
特に今年は、災害の影響により、賞与カット、減額する企業や公務員が多いため、
年収データは下がると思われます。
それに伴い下記仕送りのデータです。
所得の低下により、年々下がっています。
「お財布に余裕がなくなってきている」という結論になります。
以上1、2をまとめると
・年収が下がっていることが悪いわけではありません。
※あなたが会社を回し、収益を上げる仕組みを作るしか方法はないからです。
会社員であれば、お金を管理する役職、立場になるしか方法はないからです。
前説で述べた
教育費もこのコンテンツで説明した内容と同じです。
教育資金だけが今後も上がると、お子さんがいきたい進路にいかせることが、厳しくなるので、計画的準備、対策をしましょう。
マイナスな話をします。
教育資金が足りない方が、進学の際使う方法は「奨学金」です。
ではその奨学金についてお話しします。
下記は奨学金を借りている割合です。
約2人に1人は借りている計算になります。
そのうち奨学金を借り破綻している割合です。
また、奨学金を借り「返済困難」「滞納している」割合は、年々増えているのが現状です。
これは上記で述べました、収入の低下に関係があります。
「卒業し、就職しても、収入が低いため返済が厳しくなってしまう。」といった結果です。
卒業し就職した時には、借入した金額
500〜700万の借金を背負い社会人生活スタートです。
また破綻した際のケースをご存知でしょうか?
「NHKクローズアップ現代」の特集内容が、わかりやすいので添付します。
借りている本人が破綻すると、連帯保証人、保証人になっている親、親戚に返済が求められる仕組みになってます。
そして家族も返済ができず、破綻するケースもあります。
将来、家を買うにも、車を買うにも、ローンが通らなくなります。
それだけリスクが大きいということです。
私は親が教育資金を、全て払ってくれたという方も、
親御さんの時代と違い、今は「低金利」「年収、収入減」です。
今後大切なお子さんができ、進学する際、あなたの資金力で、教育費を用意できるか。
ここを考えていただきたいです。
少なからず、不安がある人は多いと思います。
なので、前もった準備をこれから行っていきましょう。
ただ教育資金も年々上がっていきますので、「お金が目減りする現実」で述べた通り、
普通に貯金するだけでは、全く意味ないです。
ここの誤りも含め、次回「積立の方法」をご説明します。
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